【エイジングケア*とは何歳から始めるべき？】気になる疑問を美容ライターが解決

※この記事は1分程度で読めます。

「エイジングケアって何歳から始めるべき？」「そもそも何をすればいいの？」——そんな疑問はありませんか？肌の変化に気づき始めたら、それはケアのはじめどきです。この記事では、美容ライターが“エイジングケアの気になる疑問”をまるっと回答していきます。自分がいつ・何からエイジングケアを始めればよいか再認識しましょう。

*年齢に応じたお手入れ

Q1.エイジングケアとは？

エイジングケアとは、加齢による肌の変化に対して行うスキンケアのこと。年齢とともに、肌のハリ不足や乾燥小ジワ、くすみ*などの悩みが増えていきますが、そうしたサインを和らげたり、出にくくするために行うのがエイジングケアです。

保湿を徹底したり、ハリやくすみ*をケアする美容成分（ビタミンC誘導体、バクチオールなど）を取り入れたりーー年齢に合わせた肌の悩みにアプローチするスキンケア全般が、エイジングケアと呼ばれています。

*乾燥による

Q2.エイジングケアは何歳から始めるべき？

エイジングケアは、性別問わず、20代後半頃から始めるのが理想的でしょう。

その理由も肌のターンオーバーが遅くなり始め、コラーゲンやエラスチンの減少が見られるから。これにより、肌の弾力が低下してたるみが目立ったり、乾燥による小じわが現れやすくなったり、肌全体がくすんで見えるようになることがあります。

とくに男性の場合、皮脂分泌が多いため乾燥を感じにくい方もいますが、インナードライやたるみはじわじわ進行していることも。見た目年齢を左右するため、早めのスタートがカギになります。

Q3.エイジングサインが現れ始める年齢は？

エイジングサインは、一般的に30歳前から現れることが多いですが、初期段階は20代後半から始まっています。加齢や紫外線の影響で、肌の水分量や皮脂量、ターンオーバーに変化が起こります。

初期段階のエイジングサインとして、小じわや乾燥、肌のゴワつき、メイクのりの悪さ、くすみなどが見受けられるでしょう。はじめは、ごくわずかで見逃しがちな変化ですが、徐々にシワやシミ、たるみ、くすみとして感じられるようになります。

エイジングサインとして顕著に現れる前に予防を意識することが、年齢に負けない肌作りの第一歩です。

代表的なエイジングサイン	エイジングの初期症状
シワ	・目元・口元の乾燥・肌のごわつき・額や首元のシワが気になり始める
シミ	・小さなそばかすのようなものが増えてくる・以前よりシミが濃くなった
たるみ	・フェイスライン・口角が下がり気味・顔が疲れて見える
くすみ	・ベースメイクの色が合わなくなった気がする・肌に透明感がなくなってくる・目の下のクマが気になる

Q4.エイジングケアは何から始めるのが良い？

エイジングケアはまず、"保湿"と"紫外線対策"から始めるのがベスト。その後、肌状態にあわせて悩みに特化したスキンケアを取り入れていくのがおすすめです。

とくに肌の水分不足や紫外線ダメージは、あらゆるエイジングサインの引き金になります。高保湿な化粧水やクリーム、日焼け止めを取り入れるだけでも効果的でしょう。その上で、ハリ不足にはコラーゲン、くすみ*¹にはビタミンC誘導体など、悩みに応じたアイテムをプラスしていくと、より効率的にケアが進められます。そして、睡眠や食事、ストレス管理などの生活習慣の見直しも忘れずに。

エイジングケアは高機能なスキンケアをただ取り入れるだけでなく、毎日の積み重ねが最も重要です。

美容成分	肌悩み
コラーゲン・ヒアルロン酸	乾燥、ハリ不足
レチノール・バクチオール	毛穴の目立ち*¹、ハリ不足
ビタミンC誘導体	くすみ¹、透明感²のなさ
セラミド	乾燥、ハリ不足、キメの乱れ
ペプチド	ハリ不足
ナイアシンアミド	くすみ*¹、ハリ不足
パンテノール	乾燥、肌荒れ

*¹乾燥による
*²うるおいによって肌に明るい印象をもたらすこと

Q5.20代でエイジングケアを始めるのは早い？

エイジングケアに"早すぎる"ということなく、むしろ20代から積み重ねたケアが未来の肌を守ってくれるでしょう。肌悩みが顕著に現れ始めていない時期だからこそ、“予防美容”としてのアプローチが大切です。

とくにまず意識すべきは「保湿」。肌の水分量をしっかり保つことで、乾燥による小ジワを防ぎ、肌バリアをサポートすることができます。はじめは高保湿な化粧水やクリームで、肌のうるおいを保つことを意識しましょう。

20代のうちから保湿をベースにケアしておけば、エイジングサイン*を防いでイキイキした印象の肌へ導きます。

*乾燥や乾燥によるくすみやハリ不足

Q6.30代で始めるべきエイジングケアとは？

乾燥・ハリ不足・くすみ*¹など、肌悩みが複合化してくる30代は、本格的なエイジングケアを始めるタイミングです。

加齢とともに、肌の水分量や皮脂分泌量が徐々に低下することで、肌のバリア機能が弱まり、乾燥が進行しやすくなるでしょう。その結果、キメの乱れやハリ不足、くすみ*¹などのトラブルが重なって現れるようになるのです。

バクチオール、ナイアシンアミド、セラミド、ペプチドなどをはじめとした成分が、豊富なスキンケアを積極的に取り入れましょう。

日々の保湿ケアに肌悩みに特化した成分をプラスすることで、肌のコンディションが整いやすくなり、年齢サイン*²をケアすることができます。

*¹乾燥による
*²乾燥や乾燥によるくすみ、ハリ不足

Q7.エイジングケアはやりすぎると逆効果？

エイジングケアをやりすぎること自体が必ずしも逆効果になるわけではありませんが、肌に合わないケアや過剰な刺激は注意が必要です。

過度なピーリングや高濃度成分の重ね使いは、乾燥や肌荒れといったトラブルを招くことがあります。大切なのは、自分の肌の状態や耐性を見ながら無理のない範囲で取り入れること。

エイジングケアは“攻め”すぎるのではなく、“守り”の肌サポートの両立が叶えられると、長く美しい肌を保つことができるでしょう。